関連記事

【iPhoneX】iPhone7からiPhone Xにしてみての感想。購入から一週間経ち、見えてきた7つの点

2017年12月14日

発表から一ヶ月間引っ張られ楽しみに待ち望んでいたiPhone Xに機種変更してから一週間が経ちました。

心配されていた入荷も思っていたほどひどくもなく、ちょっと待っていたら手元に届く状態になったのではないでしょうか?

ホームボタンがなくなって、基本操作はすべてスワイプになったわけですが、その点に関してはまったく操作に困ることはなく、むしろ快適な操作環境になってます。

CPU周りもiPhone7に比べると大幅に進化しているので、アプリの動作はもちろんのこと、アプリの切り替えを含めて操作はサクサクです。

結果的に、良かった所と気になっているところがあります。

良かった点

Face IDは問題なく使えてます

双子を認識できなかったとされている件から、セキュリティが下がっているのではないかと心配される声もありました。実際セキュリティが下がっているのかは定かではないですが、指紋認証のTouch IDよりも遥かに便利な点が多いです。

手が水で濡れていたとしても、顔認証であれば問題なくロック解除ができます。これからの季節、手袋をはめていたとしても問題なしです。メガネやマスクを付けていても、何度もパスコードを入力していくことでFace IDへの学習が進んでいって正しく覚え込ませることができるそうです。Face IDすごいですね!

世間で言われているほど心配されるものではなく、これからの時代を感じさせてくれるものでした。

通知を隠してくれるのが便利

設定画面になりますが、設定画面でプレビューを表示する場合は「ロックされていないときのみ」を有効にしておくと、ロックされているときに通知内容が表示されなくなります。

Face IDでロックが解除されていなければ、通知の音と、何のアプリから通知があったのかだけしか見えません。iPhoneを手にして画面を覗き込むと自動的にロックが外れて、通知内容が表示されるというわけです。

これだと通知の来ている画面を見られたとしても、プライバシーが守られますね。地味なところだけれど、安心です。こういった細かい所の進化がエクスペリエンスとして嬉しい点です。

この設定を指定ない人はぜひしてみてください。

高コントラストの画面がとてもきれい

有機ELの5.8インチ液晶には本当に言葉もないです。画面は広々として本体がそんなに大きくなっていないのに、液晶画面はplusサイズ以上の大きさがあって大満足です。これが一番欲しかったの!

おまけに画面のコントラストも段違いに上がっててキレイなんです。

バックライトで点灯させるのではなく、素子自体が発行している有機ELでは黒がバックライトの影響を受けないので黒そのものの色が出るのだとか・・・

ひとまず黒の沈み具合が違います。iPhoneXの画面を見慣れると、それまでの画面を見たときに違和感を覚えると思いますよ。

電池の持ちがいい

その有機ELの影響だと思いますが、画面が大きくなったにも関わらず電池の持ちが良くなってる気がします。

バッテリー容量はiPhone 7 plusよりも少なくなっているそうですね。と言っても僅かですが・・・どれくらいの変化か調べてみました。

iPhone X : 2,716 mAh
iPhone8 Plus : 2,691 mAh
iPhone7 Plus : 2,900 mAh
iPhone6 Plus : 2,750 mAh

意外なことに、iPhone8 Plusも減ってるんですね。iPhoneX > iPhone8 Plusとなってるとは。

ベンチマークのサイトによると、数字的にはバッテリーの駆動時間はiPhoneXが負けているそうなのですが、体感はまた違っていて・・・

これまでの1.5倍近く持つ感じ

感覚では今までの1.5倍ほど電池の持ちが良くなっている気がしますね〜。

iPhone7を使っているときには午後の13時頃には電池残量30%という無残な状態でしたが、Xに変えてからは15時を過ぎても40%ほど残っている状態。明らかに良くなっている気がするのですが・・・最初だけの気のせいなんでしょうか。

以下、困っている点

とまぁ、全体的には前述のように満足しきっているわけですが、諸手を上げて喜んでいるわけでもないです。ま、そんなに困りきってもないんですけれど、気になった点は下記にて。

辞書が消えた

これは地味に困る(笑)

iPhoneXを設定するとき、iCloudの復元を使わずにiTunesを使って一度バックアップを取り、そこから復元しました。

この手順だと普通は完全にそっくりそのまま環境を移行できるものなのですが、今回ばかりはすんなりとは行きませんでした。

ユーザー辞書だけが移ってないんですよね・・・どうしよこれ。実は今の今でも解決してません。iCloud Driveをオン・オフしても直らないし。どうしたらいいんでしょうね。

最終手段は手打ちで移行するつもりです。

他のアプリはそこまでトラブルなく設定お終い

心配だったのはLINEとゲーム類ですよ。iCloudを使ってデータを保存しているゲーム類はいいのですが、ほとんどのソシャゲは独自形式、というかサーバ接続型ですか。なので移行する場合は事前手続きが必要なものが多いんですよね。

LINEは一応やっておいたので問題なく移行できました。

WeChatが詰まる

WeChatは中国のLINE的な位置づけのSNSメッセンジャーアプリです。

これが個人特定の方法として声紋認証というややこしいものを使っていまして。そのためうまく認証できずに、一度ロック状態になってしまいました。

ロックは時間が解決してくれるので待っていれば問題なかったのですが、解決するためにはこれまでの本体でWeChatを起動して、移行手続きを行うと無事に移行することができました。

復元したからといってすぐに以前の本体をフォーマットせずに、しばらく残しておいて本当に良かったです。

本体の発熱がひどい

CPUもGPUも世代を追うごとに速く、そしてコアも増えているわけですが当然のことながら熱集積も上がっているはずなんです。

もともとの考え方は、速いCPUを使って同じ処理を短時間に行えばすぐに処理が終わってしまうので、結果として電気を消費しないという考え方なわけですが、ずっとCPUなどを使い続けるゲームや動画撮影なんかはどうでしょう。Wi-Fiもずっと接続し続けるわけですし。

案の定、使っていると本体のリアカメラ周りがほんのり・・・いや、ほんのりとではないくらいに熱くなってきます。

リアのカメラ周りが熱くなる。熱暴走気味なのか、アプリのインストールが進まない一面もありました。

アップデートをまとめて行っているときに、アップデートが進まなくなることがあったんです。本体を触ってみると、熱い。手のひらに挟んで少し熱を逃してやると、アップデートが進み始めたので、これもしかして熱暴走して、セーフティがかかっていたんじゃないかと思ったんですよね。

そんなことありませんでした?

電波が弱くなってない?

本体がアルミボディでアンテナが外に配置されていた構造から、昔のステンレスとガラスのボディに戻って、さぞ電波的には強くなったんだろうと思わせておいて・・・弱くなってる気がします。

普段、Bluetoothのヘッドフォンを使いながら山道や県境を運転していることがあるんですが、その県境などでiPhone7を使っている時は通話が途切れることはありませんでした。

ところがiPhoneXにしてから、何回も電波が切れるんです!東海北陸道なんて長短たくさんのトンネルの連続なんですが、その中の10kmのトンネルの中でも切れることのなかった通話が、今回ばかりは途切れます。これまで携帯やiPhoneでは起こらなかったことが起こってるんですね。

電波表示も時々弱いことがあるし。これはちょっと気になります。

値段が高い

ソフトバンクから封書で割賦契約完了の通知が来ましたが、シルバー 256GBの契約で15万の契約内容になっていました。

まさかスマホで15万の契約を結ぶことになるとは(笑)

この値段は・・・なんとかならんもんですかね、Appleさん。

あ、でもiCloudを50GB以上で契約していると写真の容量を自動調整してくれたりするので本体は64GBの容量サイズでも充分に使えるかもしれません。

50GBで月間130円ですから、バックアップでも使えますし、写真や動画のストレージ代わりとして契約しておいたらいいんじゃないですかね。ほんとうに便利に使えます。MacBookを使っている人だとさらに便利だと思いますよ。iPhoneで撮った写真をUSBやケーブルを使わずにMacに移せたりするのはとてもはかどります。

僕は毎月400円で200GB契約してますけれどね。こうやって少しずつAppleさんにお布施をしてます(笑)

まとめ

決して安い買い物ではありませんでしたが、ハードウェアとしての完成度はうまくまとまっている気がします。細かいところを言えば不満も出てくるかもしれませんが、これだけ高性能なものがこの大きさに収まっているというのは、冷静に考えたら驚異的です。

おそらくAppleにとってはiPhoneXは、次の10年間を決めるためのテストマーケティング的な意味合いもあるのではないかと思ってます。初代から引き継がれてきたホームボタンを残しておくべきか、残さず次の形を求めていくべきか。

スマホの形がなくなってしまうのも近そうな気がしますね〜