iPadで作ったデータが3Dプリンタで出力できちゃう、123D Creatureがすごい
3Dプリンタの価格がガンガン値下がり中です。
これまで500万〜1000万はした3Dプリンタが、200万を切り、今では15〜20万も出せば手に入るくらいの価格帯に下りてきました。
春には5万ほどで買える本格的な3Dプリンタが登場するそうです。
今後は紙のプリンタのように各家庭に1台、くらいになるんでしょうか。
夢あふれる未来ですね。
と、ここまで盛り上げておいて何ですが、実際のところプリンタほど一般家庭には普及しないと思っています。
ただコンビニで受け取れるネットプリント程度には普及するような気はしますね。
課題
結局ハードウェアの3Dプリンタが入手しやすくなっても、ソフトウェア面での課題が残りそう。
3Dソフトを操るにはノウハウが必要です。専門分野なので、CAD以上に入り口は狭そうですね。
何より3Dソフトの価格が高いです。
もちろんハードの普及にともなって、エントリーモデルが安く普及するのでしょうけれど・・・。
今のうちにノウハウを身につけてしまうと、今後有利に働きそうな気はします。
ソフトはiPadアプリが出てた!
と思っていたら、iPhoneアプリで出てるんですよ、すでに(笑)。
これはびっくりしました。
iPhone上で形をこねくり回して、データを送付すると出力して送ってくれるそうです。
この発送発想はなかった!
700円のアプリでデータ作成環境ができちゃいます。
このアプリは、紙粘土を触るような直感的な操作で3Dキャラクターを作成できるiPadアプリ。ヒト型の基本形状をベースに、部位や関節・可動部などを自由に追加・変形することで、オリジナルの「クリーチャー(生き物)」を指先でモデリングできるほか、ブラシツールでペイント、または写真を取り込んで表面にテクスチャを貼付けるなどして、モデルにカラーリングすることも可能。さらにレンダリング、光源、フィルター、背景などの機能を利用した特殊効果をかけることもできる。
・・・すごい。
よく見てみたらこの会社、Mayaとか3D maxの開発会社なんですね。そりゃあ、ここまでのものが作れるのも当然ですか。
すでに使い方を解説されているブログもあったりします。
知っておくと便利な123D Creatureの基本的な使い方まとめ【Skelton編】 ~ iPad Creator
同社のプロフェッショナル向けアニメーションソフトウェア「Maya」や「3ds Max」に取り込み、より高精度の3Dモデルに仕上げることも可能だ。このほか、アプリ内から3Dプリントを発注したり、データを最寄りの3Dプリントサービスに持ち込むことも可能となっている。
ただ残念なのは以下の点。
アプリ内から3Dプリントを発注した場合、プリントは海外の提携企業で行われるため、国際便の送料が発生するほか、支払いもPayPalのみの受付になるとのこと。
日本ではまだ窓口がないんですね。
これから先、欲しいものはiPhoneやiPadなどで気軽にモデリングし、出力されたものをコンビニで受け取るような、そんな時代が来るんでしょうか。
楽しみですね。
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