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S15シルビアのリアブレーキパッド交換手順

2013年5月2日

最近は自分で車をいじるプライベーターという人たちも少なくなった気がしますね。

元々は大学の頃に工賃を少しでも浮かすため+自分の趣味で始めたものですが、今となってはエンジンだって自分で下ろせるくらいになりました。

さて実際、自分で作業を行うとなると頻度的には

タイヤ交換 → オイル交換 → ブレーキパッド交換

くらいが現実的な頻度でしょうか。

最近はパッド交換も2年に1度、車検ごとくらいなもんですね。

【注意】ブレーキパッド交換は必要な工具も少なく、非常に取り組みやすい作業ではありますが、走る上での最重要パーツです。少しでも不安があるようであればプロに委託することをオススメします。ちなみにパッドの交換工賃ですが、今まで頼んだことがないので相場がさっぱりわかりません。

交換手順

ブレーキパッドって、いくら位のものだと思いますか?

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高そうなイメージのブレーキパッドも、実は純正互換品であればものすごく安いです。

今回のブレーキパッドはリア、街乗り用純正互換品。

3150円(笑)

3150円で預かる命。安いのはパーツの方か命の方か。

交換に必要な工具は以下のとおり

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14mmロングスパナ
14mmスパナ
ウォーターポンププライヤー
マイナスドライバー
掃除用ブラシ

ね?必要な工具って少ないでしょ?

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まずはいつもの通り、ジャッキアップしてウマをかませます。

タイヤを外すと

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ブレーキキャリパーとご対面。

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キャリパーは2本のボルトで固定されているだけなので、スパナを使って外します。

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はい取れた。

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実はリアブレーキはこのピストンの溝がポイント。

ブレーキパッドにポッチがあって、そのポッチとピストンのこの溝がピッタリはまるわけです。

次はこのピストンを引っ込めていきます。

フロント側だとこのピストンは、押せば引っ込むんですがリアはそうはいきません。

実はリアキャリパーのピストンは右回り方向に回していくと引っ込むようになっています。

初めてだとここでテンパるので要注意。

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このピストンを戻すための専用工具もあるんですけどね・・・。

そんなもの持っていないのでウォーターポンププライヤーで回してます。

無理やりやるとピストンを痛めるので、慎重にね?

正規の方法を取らずに慎重にもあったもんじゃありませんけど。

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ピストンが引っ込んだら、溝の位置を90度に合わせておくのがポイント。

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キャリパーの作業が終わったので、今度はパッドを交換しましょう。

古いパッドを外します。

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半分くらい残ってました。

まだまだ使えましたね。

このパッドは確か1年ちょっと使っていたはずなので、1年後の次の車検を待っていたら最後はチキンレースになってた気がします。

安全のためには早めに、早めに・・・。

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次は新しパッドを入れればいいんですが、せっかくここまで分解したので掃除もしちゃいましょう。

これ、ブレーキパッドのガイドです。

ガイド部分は外して、ブレーキクリーナーで汚れを落としてブラシで磨いてやりました。

スムーズなブレーキフィーリングはこういった小さな作業の積み重ねで実現できるんです。

手を抜いてはいけないところですね!

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新しいパッド。

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こうやって取り付けて・・・。

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キャリパーを戻します。

ピストンの溝の位置がずれていると、この時点でうまく入りません。

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最後にボルト2本を固定して、交換作業はこれでおしまいです!

うぉー!簡単!

あとはタイヤを戻しましょう。

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タイヤのナットを締めて完了です!

・・・って、いつの間にかキャリパーが塗装されてるぅーーーーっ!

はいこれは後日、塗料の在庫が見つかったので塗装した時に撮った写真でした。

塗装もこういった交換作業のついでにやってしまうと一挙両得ですね。

イメージも変わるのでこちらもオススメです。

最後に

パッドを交換し終わって、早く新しいパッドのフィーリングを試したくなるのもわかりますが、いきなり全力で走り出すようなことはしないでくださいね。

交換後にはまず、ブレーキペダルに手応えがあるまで何回も踏み直してください。

そのまま走り出すとブレーキが効きません。

ここに来て改めて言うのも変な話ですが、ブレーキは走行上大変重要なパーツです。

ただブレーキパッドの交換は慎重に作業を進めれば、決して難しい作業ではありません。

お金だけを出して手を汚さず、額に汗せずに結果だけを求めるのも悪くありませんが、こうして手塩にかけてやると大切に乗ってやろうという気持ちになりますね。

トラブルが起こった時も構造がわかっているので落ち着いて対処ができるというメリットも。

以上、S15シルビアのリアブレーキパッド交換手順でした。